ビットコインを買おうと思って取引所を開設した後、みなさんは販売所と取引所どちらで取引しましたか?

私はとりあえずビットコインが買えればよかったので手数料無料という言葉を信じて販売所でビットコインを購入していました。

しかし、実際には手数料無料の販売所で購入するより、手数料がかかる取引所で購入したほうがビットコインを安く買うことができます

この記事では私と同じようなミスをする人がいないように販売所と取引所の違いについて具体的に解説していきます。

販売所とは

販売所とはbitFlyerやコインチェックといった販売元と個人で直接売買を行う所です。

販売元は元々多額のビットコインを仕入れて保有しているので、ユーザーは販売元が保有しているビットコインを買ったり売ったりすることが出来ます。

このとき、売買するときのビットコインの価格(レート)は販売元が提示をする価格になります。

国内の仮想通貨交換業者が運営する販売所は取引手数料は無料となっている所がほとんどです。ですがその分ビットコインの販売価格が販売元の言い値になってしまっているため、取引所の手数料を加味しても販売所でビットコインを購入したほうが高い値段になってしまいます。

ビットコインを売却するときも同様で、取引手数料は無料ですが販売元が提示した価格で売ることになるため取引所よりも安い値段で売却することになってしまいます。

例えば下記はビットフライヤーの販売所で、赤枠の購入価格がビットフライヤーの提示した購入価格、青枠がビットフライヤーの提示した売却価格となります。

見てのとおり購入価格は1,052,380円販売価格は1,021,091円で、購入価格と販売価格の差が31,289円あります。この購入価格と販売価格の差をスプレッドといいます。

スプレッドとは

購入価格と売却価格の差のこと

販売元は売買手数料は取らないかわりにこのスプレッドを取り分としてもらっています。

ユーザーはこのスプレッドのせいで損をしているということです。

ただし、販売所の場合は価格があらかじめ決められているのですぐに売買が出来るといったメリットもあります。

まとめると以下のような特徴があります。

販売所

販売元と個人で直接売買を行う所

手数料は無料だがスプレッドがある分高い値段で購入しなければいけない

提示価格ですぐに購入出来る

実際に販売所と取引所でビットコインを購入する時、どれ程の価格差があるのかは取引所の説明の後に行っていきます。

取引所とは

取引所はbitFlyerやコインチェックといった販売元が仲介をして個人と個人が売買を行う所です。

たとえばAさんが1,000,000円で1ビットコインを購入したいと思い、1,000,000円で1ビットコインの買い注文を出します。それに対してBさんが1,000,000円で1ビットコインを売りたいと思い1,000,000円で1ビットコインの売り注文を出すと取引が成立し売買が行われます。

この際、誰も売り注文を出さなかった場合は特に何も起こりません。そのため相場から離れた値段で注文を出すと取引成立まで時間がかかってしまいます

こういった面から手続きだけなら取引所より販売所のほうが簡単です。

また手数料は販売元により異なりますがビットフライヤーの場合は0.01%~0.15%となっております。

販売所と違い手数料はかかってしまいますが、スプレッドを加味した販売所の金額よりも希望の値段で売買を行うことが出来る取引所の金額のほうがお得になります。

まとめると以下のような特徴があります。

販売所

個人と個人で売買を行う所

手数料はかかるが販売所よりも安い値段で購入できる

希望の値段で注文を出すので売買まで時間がかかる場合がある

実際にどのくらい価格が違うのか

販売所と取引所の価格はいくら違うのかビットフライヤーの2018年2月15日22時44分時点でのレートを使って検証していきます。

下記は販売所と取引所の価格を横に並べたものです。まずは販売所の価格から見ていきましょう。

販売所でのビットコインの購入価格は1,062,558円売却価格は1,031,500円スプレッドは31,058円となっております。

続いて取引所の価格を見ていきましょう。

取引所でのビットコインの購入価格は1,044,883円売却価格は1,044,000円スプレッドは883円となっております。


また、もしこのレートで1ビットコインを購入する場合は100万円~200万円未満の取引では手数料が0.11%なので取引手数料は約1149円となります。

1,044,883円(購入価格)×0.0011(手数料)=約1149円(購入した際にかかる手数料)

つまり、取引所でビットコインを購入する場合は取引手数料込みで1,046,032円で購入することが出来ます。

それでは上記のレートで販売所と取引所それぞれで1ビットコインを購入した場合について以下にまとめました。

(販売所)1,062,558円
(取引所)1,046,032円

取引所の方が16,526円安く購入することが出来る。

販売所のスプレッドが31,058円なのに対して取引所の手数料が1,149円のため取引所のほうが明らかに安く購入できていることが分かっていただけたかと思います。

取引所と販売所の使い分け

上記の説明を受けて、「取引所の方がお得に売買できるなら販売所は使用しない」と考える方はいらっしゃるのではないでしょうか。

確かに市場が落ち着いている場合ですと取引所で販売をする方が安く買え、高く売ることが出来ます

しかし、ビットコインは価格変動率が高く、値段の乱高下が激しい市場です。そのため価格が一気に下落している時は売り注文が殺到して買い注文がほとんどないというような状況になる可能性があります

そのような状況のときに取引所しか使用していなかった場合は売りたくても買い手がおらず注文が成立しません。ただ価格が下がっていくのを見ているだけになってしまいます。

そういった場合でも販売所ならすぐに売買を行うことができますので販売所の使用を検討すると良いでしょう。

まとめ

販売所と取引所の違いについて解説してきましたがいかがだったでしょうか。

販売所と取引所の違いを知らずに売買をしている方は意外と多くいます。私の知り合いでも「コインチェックの販売所で売買をしていて損をしていた」という声をよく聞きます。

結論として、販売所と取引所はどらもメリットとデメリットがありますが、よほど相場が荒れていて注文が通らないような事にならない限り、取引所の使用をオススメします。